転職で避けて通れないのが面接。
もちろん、タクシー会社への転職でも面接を受けることになります。
しかし、初めてタクシー会社の面接を受けるとなると、「どんなことを聞かれるの?」「普通の会社の面接と違うの?」「どうすれば合格できる?」と不安に感じる方もいるでしょう。 筆者もバス運転手からタクシー運転手へ転職する際、実際にタクシー会社の面接を受けました。 この記事では、筆者がタクシー会社の面接で実際に聞かれた質問と当時の回答を紹介しながら、面接で意識しておきたいポイントについて解説します。 これからタクシー会社の面接を受ける方は、面接対策の参考にしてください。
タクシー会社の面接はどんな面接?
私が入社したタクシー会社の面接では、いわゆる堅苦しい面接というより、面談に近い雰囲気でした。
面接というと、面接官から次々と質問されるような改まった場を想像していましたが、実際には比較的話しやすい雰囲気で進みました。ただし、面接の雰囲気や内容は会社によって異なります。
また、会社によっては運転の適性を確認するため、運転適性テストなどを実施する場合もあります。私が受けた会社では、こうしたテストはありませんでした。
面接の形式は会社によって異なりますが、必要以上に身構えず、聞かれたことに落ち着いて答えることが大切でしょう。
タクシー会社の面接ではどんな質問をされる?
タクシー会社の面接は面談形式で行われることが多いとわかりましたが、一体どんな質問をされるのでしょうか。ここでは筆者が実際に面接を受けて回答した質問の中から6つを紹介します。
- なぜタクシー運転手になろうと思ったのか
- 運転は好きですか
- 違反歴や免許の累積点数はありますか
- 普段はどんな車を運転していますか
- どの勤務形態を希望しますか
- この辺りの道には詳しいですか
では見てゆきましょう。
質問1:なぜタクシー運転手になろうと思ったのか
タクシー運転手になる理由について聞かれました。
筆者は「前職ではバス運転手として働いており、二種免許を持っていました。これまではバスの現場で働いていましたが、もともとタクシーにも興味があったため、タクシー運転手になろうと考えました」と答えました。
この質問では、前職からの転職理由だけでなく、「なぜタクシー運転手を選んだのか」という志望理由も見られているように感じました。
面接を受ける前に、「なぜ前職を辞めるのか」「なぜタクシー運転手なのか」の2つを自分の言葉で説明できるようにしておくとよいでしょう。
質問2:運転は好きですか
運転は好きかどうか聞かれました。
筆者は「もちろん好きです」と答えました。特に理由を聞かれることもなく、この質問はそれだけで終わりました。
タクシー運転手は、勤務時間の多くを車の運転に費やします。そのため、この質問では長時間の運転を仕事として続けられそうか、運転そのものが苦にならないかを見ているのでしょう。
運転が嫌いな人がタクシー運転手を志望するケースは少ないと思いますが、単に「好きです」と答えるだけでなく、「普段から運転するのが好き」「長時間の運転も苦にならない」など、自分が運転についてどう感じているのかを伝えられるとよいでしょう。
質問3:違反歴や免許の累積点数はありますか
違反歴や、現在の累積点数についても聞かれました。
筆者は「これまで無事故無違反で、現在の累積点数は0点です」と回答しました。
タクシーはお客様を乗せて長時間運転する仕事です。そのため、この質問には、安全運転に対する意識や、運転業務を任せられる人物かどうかを確認する意味があると考えられます。
正直のところ、学歴や経歴といったことよりも重視される項目と思います。
事故歴や違反歴がある場合でも、良く見せようとしてごまかすのではなく、事実を正確に伝えることが大切でしょう。
質問4:普段はどんな車を運転していますか
普段はどのような車を運転しているのかについても聞かれました。
筆者は「トヨタのプリウスです」と答えました。
この質問の詳しい意図までは分かりませんが、普段から車を運転しているのか、どのような車種の運転に慣れているのかを確認する意味があったのではないかと思います。
タクシー会社に転職する人の中には、自家用車を持っていない人や、普段あまり運転しない人もいるでしょう。ペーパードライバーであっても、普段の運転状況をそのまま伝えればよいと思います。
質問5:どの勤務形態を希望しますか
希望する勤務形態についても聞かれました。
筆者は「昼勤を希望します」と回答しました。
この質問は、入社後の勤務形態を決めるための大切な質問です。面接だからといって会社に合わせた回答をするのではなく、自分が希望する働き方を伝えましょう。
また、勤務時間や休日など、勤務形態について分からないことがあれば、面接の際に確認しておくことも大切です。
たとえば、夜の勤務が苦手なのに夜勤を選んでしまうと、入社後に「思っていた働き方と違った」というミスマッチにつながる可能性があります。長く働くためにも、自分に合った勤務形態を考えておきましょう。
質問6:この辺りの道には詳しいですか
面接では、営業エリア周辺の土地勘についても聞かれました。
筆者は「あまり分からないです」と回答しました。
実際、筆者は入社するまで大阪の道がほとんど分かりませんでした。それでも採用されたため、面接の時点で土地勘がなくても、必要以上に不安になることはないでしょう。
もちろん、営業エリアの道を知っているに越したことはありません。しかし、分からない場合は無理に「詳しい」と答えるのではなく、正直に伝えればよいと思います。
面接の段階で土地勘がなく道がわからないというのはあるあるですし、直接不合格になる原因にはないと思います。
筆者自身も、研修や実際の乗務を通して少しずつ道を覚えていきました。
タクシー会社の面接で合格するためのポイントは?
筆者が実際に面接を受け、合格となるためにおさえておくポイントは以下の3点と考えます。
- 安全運転に対する意識を伝える
- 質問にはしっかり受け答えする
- 話し方や態度にも気をつける
どれも基本的なポイントですが、ひとつづつ見てゆきましょう。
ポイント1:安全運転に対する意識を伝える
1つ目のポイントは「安全運転に対する意識を伝える」です。
筆者が実際に面接を受けた際は、安全運転ができる人物かどうかを重視しているように感じました。
ただし、単に無事故無違反であればよいというわけではありません。タクシーはお客様を乗せて長時間運転する仕事なので、安全運転に対してどのような意識を持っているのかも大切だと考えられます。
たとえば、「普段の運転でどのようなことに気をつけているのか」を自分の言葉で説明できるようにしておくとよいでしょう。
また、事故や違反の経験がある場合は隠さず正確に伝え、その経験を踏まえて現在どのようなことに気をつけて運転しているのかまで話せると、安全運転に対する考え方が伝わりやすくなります。
ポイント2:質問にはしっかり受け答えする
2つ目のポイントは「質問にはしっかり受け答えする」です。
筆者が実際に面接を受けた際は、「基本的な受け答えができるか」も見られているように感じました。
タクシー運転手は一人で運転する時間が長い仕事ですが、お客様を相手にする接客業でもあります。そのため、面接でも完璧な回答を用意することより、面接官の質問をきちんと聞き、それに対して自分の言葉で答えることが大切です。
実際に筆者は「この辺りの道には詳しいですか」と聞かれた際、「あまり分からないです」と正直に答えました。分からないことを無理に取り繕ったり、良く見せようとしたりする必要はないと思います。
お客様とのやり取りでも、相手の話を聞き、質問されたことに答えることは必要です。面接でも、まずは質問をよく聞いて、落ち着いて答えることを意識しましょう。
ポイント3:話し方や態度にも気をつける
3つ目のポイントは「話し方や態度にも気をつける」です。
私が実際に面接を受けた印象では、タクシーは接客を伴う仕事のため、お客様と適切に接することができる人物かどうかも見られているように感じました。
先ほど紹介したように、質問にしっかり受け答えできていたとしても、話し方や態度が横柄であれば、相手に与える印象はよくないでしょう。
だからといって、「大きな声でハキハキ話さなければならない」ということではありません。相手の話を聞く、落ち着いて回答する、横柄な態度を取らないなど、接客をするうえでの基本的な部分を意識することが大切です。
特別に面接上手になる必要はありません。
注意しなければならないのは、冒頭に紹介した、面接が面談形式の場合。固い面接でない場合があるので、ついつい話し方が崩れてくる場合もあります。
面談形式であっても相手に失礼のない話し方や態度を心がけることが、よい印象につながるでしょう。
まとめ
今回はタクシー会社の面接はどんな面接で、面接で聞かれる質問についてまとめてみました。
- タクシー会社の面接は面談形式で行われることが多い
- タクシー会社の面接は特別難しい質問ばかりではない
- タクシー会社の面接では安全運転の考えと受け答えを意識しよう


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