タクシー運転手は稼げる?タクシー運転手が考察してみた。

ウェブの広告やテレビなどでタクシー運転手が稼げると報道され、タクシー運転手になる人が多くなっています。

お客さんの中にも稼げるの?という質問をされる方もいます。実際のところどうなのでしょうか?

そこで今回は筆者が実際にタクシー運転手をするうえで思ったことを紹介します。

1.タクシー運転手は稼げる?

タクシー運転手は稼げるの?ということをよく聞かれますが、結論を言えば人によります。

タクシー運転手の中には体力的にきつく、あまり仕事をしないようにしている人や、ガッツリ稼ぎたいため走り回っている人もいます。

また、副業でタクシー運転手をしているひとや、そもそも副業をしているのでタクシーの仕事は二の次という人も多いです。給料の統計などはあまりあてにならないです。

ただ一つ言えることは、稼げている人の特徴としてはサボらず真面目に仕事をしている人です。

具体的には苦手なエリアもきちんと流す、アプリ、無線配車は全部を取るといったことを地道に積み重ねている人が結果的に稼げていると言えるでしょう。

2.タクシー運転手は稼げる?:地域

タクシー運転手が稼げるのは、地域によります。

東京、大阪、名古屋、京都など都市部で人口密度が高い、もしくは観光客が多いところであれば、タクシーを利用する人が多くなるため、地方に比べて稼げる可能性も高くなる傾向にあります。

地方であっても大きな観光地を有する場所や、自家用車を持たない人が多い地域であればタクシーの需要はあるかもしれません。

3.タクシー運転手は稼げる?:会社

タクシー運転手が稼げるのは会社によります。

配車に関して、大手のタクシー会社さんであればアプリはもちろん、無線配車、専用のりば、予約配車など配車回数が多くなり稼げるような工夫があります。しかし中小企業だとアプリのみを導入しているとか、無線配車だけとか、もしくは全くアプリなどもないという会社もあります。ただ、大手だからいいというのは一概には言えないようです。

歩合率に関して、歩合率が高い会社ほど稼げる傾向にあります。ただし、高すぎる歩合率には注意が必要です。

アプリ、アプリ以外の配車のシステムなどの選択肢が多ければ多いほど稼ぐことができるようです。

4.タクシー運転手はこれからも稼げる?

これからタクシー運転手が稼ぐのはきつくなってくると思います。

理由は運転手の増加です。

筆者がいる大阪市交通圏の状況についてですが、昼も夜も空車のタクシーで溢れかえっています。タクシーが稼げるという誇大な求人広告で、タクシー運転手を目指す人が大量に入社してきたことです。そのため競争率が非常に高くなっています。

物価高や上がらない給料で、タクシーに使えるお金がすくなく、タクシーを使う乗客が減っていること。椅子取りゲームでいうと、椅子が減って人が増えるという状況です。

更に追い打ちをかけるのが、今後の迎車専用車両とライドシェアのはじまりです。

迎車専用車両は、タクシー配車アプリによる配車だけを行う車両です。こちらは二種免許をもつアルバイトが担当していることが多いです。アプリの注文のみを受けお客さんを運ぶため、本来タクシードライバーに配車されるべきアプリの配車が減ってしまいます。

タクシーあまりの状況でさらにアプリ配車を減らされては稼げるものも稼げなくなってしまいます。

さらにはライドシェアの始まりです。一般ドライバーが自家用車を使って乗客を有料で運ぶサービスです。

安全性やルートなどの点からタクシーのほうがよくていいという意見も聞きますが、一定数は利用するひともいると予想されるため、タクシーのお客さんが取られる可能性は否定できません。

まとめ

今回はタクシー運転手は稼げるのか、よくある質問について考察してみました。

今回のまとめです。

  • タクシー運転手が稼げるかどうかは人による
  • タクシー運転手が稼げるかどうかは会社や地域による
  • タクシー運転手はこれから稼ぎにくくなるかも

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