タクシー運転手に新卒でなるのはあり?その理由と向いている人は?

一昔前までタクシー運転手は中途採用しかしておらず、新卒採用はしていませんでした。

ところが今ではタクシー会社も新卒採用を行っている会社も多くなりました。

そういうわけで、新卒で仕事を選ぶ際にタクシー運転手という仕事について興味をもつ方もいるかもしれません。

しかし実際情報を集めるとなると、情報が少ないのが現状です。

今回は新卒でタクシー運転手になるのはありなのかについてまとめてみました。

タクシー運転手に新卒でなるのはあり?

個人的にはタクシー運転手に新卒でなるのはおすすめしないです。

その理由として

  • リスクが大きい
  • キャリアが狭い
  • 異業種への転職がきつい

理由1:リスクが大きい

理由の1つ目は、リスクが大きいことです。

タクシー運転手は非常に長い時間車を運転することから、一般車と比べて事故のリスクが非常に高くなります。

また、新卒の段階では運転免許を取得して3年経過しているものの、運転経験が少ないことも多く

万が一事故が起これば、自分だけでなくお客さんの命も脅かしてしまうかもしれません。また通行人などが怪我をする可能性だってあります。

たった一瞬の判断ミスでまだチャンスがある20代を棒に振ってしまう可能性だってあります。

それだけ車を運転することはリスクを伴うのです。

また、事故だけでなく自分の健康によってもリスクを伴います。健康でなくなれば出勤できませんし、無収入になったり無職になる可能性さえあります。

この大きなリスクを新卒ドライバーが背負えるかと考えると、個人的にはおすすめできません。

理由2:キャリアが狭い

理由の2つ目は、キャリアが狭いことです。

新卒で入社すると、基本的には幹部候補生として採用されます。

キャリアとしては、このようなルートが一般的のようです。

  • 乗務員からスタート
  • 数年の経験を積んで運行管理者や内勤業務を経験
  • 営業所の課長や所長を経て、会社の経営に関わるポジションにつく

しかし、先程紹介したルートでキャリアを築けるのはわずかで、大半は乗務員の経験を積んでゆくことになります。

同じようなキャリアを歩む会社としてバス会社があります。バス会社では、指導運転士、貸切運転士、本社勤務、運行管理者などのキャリアもあります。経験年数によって様々なキャリアがありますが、タクシー会社は少ないと思われます。

理由3:異業種の転職がきつい

理由の3つ目は、異業種への転職がきついことです。

タクシー運転手の仕事は基本的に運転をすることなので、運転以外のスキルが身につきにくいです。

当然ですがパソコンの技術など、業務の中では学ぶことはできません。

仕事での成長などは感じにくいですし、マネジメントの仕事なども少ないため異業種への転職は狭き門となります。

逆に転職しやすい仕事としては他のドライバー職、営業職、その他自動車を扱う仕事などが挙げられます。

タクシー運転手に新卒でなるのに向いている人は?

先程、新卒でタクシー運転手になるのはやめておいたほうがいいと否定的なことをまとめましたが、ではどんな人であれば向いているのでしょうか?

こういう人であればタクシー運転手に向いているという特徴についてまとめてみました。

  • 仕事とプライベートのメリハリをつけたい人
  • とにかく頑張って稼ぎたい人
  • 個人タクシーを開業したい人
  • 人と違う仕事がしたい人
  • 副業をしたい人
  • 早く出世したい人

仕事とプライベートのメリハリをつけたい人

1つ目は仕事とプライベートのメリハリをつけたい人です。

タクシーの運転手は一日完結型の仕事であり、家へ持ち帰る仕事はありません。

そのため、仕事とプライベートを両立したい若い世代にはピッタリな仕事であると思います。

余った時間は自分のやりたいこともできますし、家族との時間も大事にできます。

もちろん新卒の方だけでなく、転職したいと考えている人もおすすめです。

とにかく頑張って稼ぎたい人

2つ目はとにかく頑張って給料を稼ぎたい人も新卒でタクシー運転手になるのも向いています。

タクシーの給料は基本的に歩合なので、売上を上げた分だけすぐ給料に還元されます。また、歩合の割合も60%くらいとなっていて、成果に関して還元率も高いです。

例えば、商談で1000万円の取引を成功させたとして、60%の600万円が給料になるでしょうか?普通はないと思います。タクシーであれば1000万円売上げて、歩合率が60%であれば600万円が給料になります。しかも翌月に給料に還元され、チップももらえる場合もあり、頑張った分だけ還元されます。

個人タクシーを開業したい人

3つ目は個人タクシーを開業したい人です。

個人タクシー運転手を開業することができれば、個人事業主として比較的自由な生活を送ることも可能です。個人で開業できれば、法人タクシーで会社で引かれていたものが自分のものになるので所得も増えます、

タクシー業界の最高峰としての個人タクシーを開業するのには法人タクシーでの経験が10年必要です。若いうちに入社し経験を積んでおけば個人タクシーへの道も近づくでしょう。

人と違う仕事をしたい人

4つ目は人と違う仕事をしたい人です。

正直大学を卒業して新卒でドライバー職につく人はまだまだ少ないです。筆者の大学の同期が営業職やオフィスワークの職につく中、筆者はドライバー職につきました。

知人が知らない仕事につくため、話もはずみます。

常に街中を動き回っているため、社会の動きを肌で感じることができる貴重な経験になっています。

副業をしたい人

5つ目は副業をしたい人です。

最近の日本社会では副業が推奨する動きがあります。老後の資金に不安が残るなか、副業をして少しでも多くのお金を得ようと考えたいとしている新卒の人も多いことでしょう。

タクシー会社は副業がOKなところが多いのでアルバイトや、自分のスキルを生かした副業をするのも良いでしょう。

ただし副業をしようと考える場合は、本業に支障がないようにしましょう。

早く出世したい人

6つ目は早く出世したい人です。

タクシー業界は新卒の比率がまだまだ低く、ライバルも少ないです。

同期入社の新卒が少なければ、先ほど紹介したキャリアのように出世できる可能性が高くなります。

狭き門ではありますが、頑張りがすぐ認められる仕事ではあるので頑張れば出世の可能性がはやくなります。

まとめ

今回は新卒でタクシー運転手になることはありなのかについてまとめてみました。

  • タクシー運転手に新卒でなるのはおすすめしない
  • タクシー運転手に新卒になりたい理由があるのならおすすめである

しかしながら、タクシードライバーで得られる収入と、同じくらいの収入を得られる職業は他にもたくさんありますし、もし転職するとなった場合、他の職業につける可能性としては、若ければ若いほど高くなります。

自分のやりたいことや夢を明確にして後悔のない選択をしてくださいね。

 

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