「バス運転手の勤務はつらい」「激務って本当?」という声をよく耳にします。
私自身バス運転手として働いた経験がありますが、確かに勤務体系・時間帯・精神的プレッシャーなど、特有のきつさがある仕事です。
一方で、会社や営業所によって負担の大きさは異なり、働き方を工夫することで負担を軽減しながら続けている人も多くいます。
この記事では、バス運転手の勤務がきついと言われる理由、シフトの実態、具体的な大変なポイント、さらに負担を減らす方法をまとめて解説します。
バス運転手の勤務がきついと言われる理由
まずはバス運転手の仕事が「きつい」と言われる根本原因から見ていきます。
① 勤務時間が長く、休憩も不規則
路線バスの勤務は、早番・遅番・中抜け(分割勤務)などが組み合わさり、1日の拘束時間が長くなりがちです。
特に中抜け勤務(スプリット勤務)は、午前の便と夕方〜夜の便を担当するため、自宅に帰れず長時間拘束されることが多いです。
② 運行ダイヤがタイトでプレッシャーが大きい
バスはダイヤ通りに走る必要があり、渋滞・信号・乗客対応で遅れが出やすい仕事です。
「遅れてはいけない」という精神的プレッシャーがあります。
③ 交通状況・高齢者対応・乗客トラブルなど精神負担が大きい
高齢者の乗降補助、酔客・クレーム対応、車内トラブルなど、運転以外のストレスも多くあります。
④ 体力負担(腰痛・眼精疲労)が蓄積する
長時間の座位、段差の多い路線、バック操作、車内点検など、身体的な負担が少しずつ溜まります。
⑤ 事故のプレッシャーが大きい
大型車を狭い道で操るため、接触・巻き込みなどの事故リスクが常に存在し、精神的な疲労につながります。
勤務シフトの実態|路線バス特有の「きつさ」
バス運転手の勤務体系は一般企業と大きく異なります。ここでは代表的な勤務を紹介します。
① 早番(早朝〜昼まで)
朝4〜5時に出庫することもあり、生活リズムを整えるのが難しい勤務です。
② 遅番(昼〜夜まで)
終バス担当の場合、深夜帯まで勤務が続くため、帰宅が遅くなりがちです。
③ 中抜け(スプリット勤務)
午前に走って、午後に長い休憩(3〜5時間)、夕方〜夜にまた乗務。
一日拘束が10〜13時間になることもあり、最もきつい勤務と言われます。
④ 通し勤務(長時間乗務)
繁忙期や人手不足のときには通し勤務が増えやすく、疲労がたまりやすいです。
バス運転手の「きついポイント」5選
① 休憩が自由に取れず、食事が不規則になる
ダイヤが決まっているため、休憩は「決まった場所・決まった時間」だけ。
食事のタイミングを自分で選べないのは大きな負担です。
② 精神的に気を張り続ける必要がある
大型車の運転・乗客の命・会社の看板など、責任が非常に大きい仕事です。
③ 荒天・渋滞時の負荷が跳ね上がる
雨・雪・強風の日は操作が難しく、乗客も増え、負担が倍増します。
④ 乗客対応が大変
高齢者の乗降介助、忘れ物対応、クレーム対応など、運転以外のタスクが多いです。
⑤ 人手不足でシフトがタイトになりやすい
バス業界全体で運転手不足が進んでおり、結果的に一人ひとりの負担が増える傾向があります。
それでも続けられている理由|良い部分もある
きつい部分ばかりが注目されますが、続けている人の多くは次のような魅力も感じています。
- 給料が安定している(固定給+手当)
- 安全運転が評価される
- 人間関係がシンプル
- 地元に貢献できる実感がある
- 大手は福利厚生が手厚い
仕事が「きつい=悪い」とは限らず、合う人には安定した職業です。
勤務を少しでも楽にするための対策
① シート調整とクッションで体の負担を軽減
腰痛対策・姿勢改善になるため、長く働くうえで非常に重要です。
② 休憩中のストレッチで疲れを溜めない
短時間でも体が軽くなるため、後半の集中力が変わります。
③ 乗務記録や研修で「事故防止」を習慣化
事故リスクが減れば精神的ストレスも減ります。
④ 勤務形態を固定化する(早番のみ、遅番のみなど)
家庭や体力的に負担が大きい場合、固定勤務にしてもらえる会社もあります。
⑤ 人員の多い会社へ転職する
実は一番効果が大きいです。人手不足の会社ほど勤務がきつくなります。
まとめ:バス運転手の勤務は確かにきついが、働き方次第で改善できる
バス運転手の勤務は、拘束時間・プレッシャー・乗客対応など、確かにきつい部分があります。しかし、営業所や会社によって負担の大きさは全く違い、働き方を工夫することで長く続けている人も多いです。
これからバス運転手を目指す方は、勤務シフト・人員数・路線の負担・福利厚生を面接時にしっかり確認することで、きつさを大幅に軽減できます。

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